私たちのMISSION

私たちの野望、それは、多様な人も動植物も地球環境も、誰もどれも取り残さない「オール・インクルーシブ(All-inclusive)」な社会の実現です。「違い」もありのままに受け入れ、健全に共存できる社会を目指しています。

PROJECT SOLITでは、「多元性」というキーワードを大切にして、すべての人やモノ・コトに向き合います。カテゴライズされがちなことも、そのすべては画一的ではなく複雑な要素を内包しているという前提のもと、それぞれの複雑性を認め、存在を尊重し合い、それらが常に影響しあって生み出されていくものこそが真の社会価値であると信じているからです。

  • 本レポートは、持続可能かつインクルーシブな生産方法を採用するためのSOLIT株式会社の取り組みと成果をまとめたものです。主な取り組み、現在の進捗、今後の目標について概説しています。

誰も取り残さない

ひとりの人間、ひとつの事象の中にも多くの要素があり、複数の意味合いや可能性を持つことがあるという「多元性」を前提に、障害、国籍、性別、宗教などを問わず誰もが上流から当事者として携わるチームでの組織運営、事業活動をおこないます。また、国を超えた連携も積極的におこない、さまざまな文化や風土を持つ人々と、新たな可能性の開拓を進めます。

どれも取り残さない

開発事業者やサービスを中心においた配慮に限らず、地球環境や人権、生態系への影響など、あらゆる側面への配慮を忘れず、誰もが安心して利用ができる商品・サービスの開発/提供をおこないます。また、そうした課題の背景なども理解する努力を怠らず、課題における多元性も見つめ続けることを大切にしています。

私たちが最も「オール・インクルーシブ」を体現する存在であるために

PROJECT SOLITでは「組織体制」「従業員」「コミュニティ」「環境」「顧客」というような多角的な視点から常に「オール・インクルーシブ」を実現するために、日々メンバーと話し合いながら、現時点でできる最大限の取り組みをおこなっています。

組織や事業の中で、どのようなインクルージョンが可能か悩んでいるという方にもノウハウや視点をお伝えできるよう、自主ブランドにおいてもできる限りの取り組みを実施してきました。

「SOLIT!」を育む組織体制

自主ブランド「SOLIT!」を生み出してきたメンバーは、同じビジョンに共感して集ったさまざまな同志たち。国籍、言語、セクシュアリティ、生活環境、住居、年齢、職業・職種が異なる多様な意思決定者が共存し、連携するチームとして運営してきました。インクルーシブデザインを進める中では、病院や研究所とも連携し、当事者の方へのヒアリングやアンケートも実施しています。

最終意思決定基準

意思決定の基準は、目の前の短期的な利益のためでなく、「多様な人が包括されているか」「地球環境への負荷がないか(作るほどより良い社会になるか)」「人権へ配慮されているか」で決定しています。今の社会でものづくりをする以上、どれも非常に重要で大切にすべき視点であると、チーム全員が理解し、その基準を受け入れているからです。

これらの意思決定基準に基づき、配送時の環境負荷配慮や、梱包の工夫、また、ファッション領域ではなかなか難しいとされることの多いトレーサビリティの取り組みにも力を入れ、関係者たちの顔や声が届くプロダクトづくりの体制構築にも力を入れています。

私たちが「All inclusive(オール・インクルーシブ)」と呼ぶそんな世界を実現するためにも、「サステナビリティ」「インクルージョン」のどちらも手放すことなく、そして多くの世界で起きている問題・課題を見て見ぬふりをせず、活動をしています。

さらに、企業や団体や自治体がともに立ち上がり、人・もの・金が循環する「経済圏」を実現することにより、持続的にその社会が広まることを目指しています。

そしてその未来を実現するには、私たちだけではまだまだ、力が足りません。

だから、どうか仲間になってください。共に立ち上がりましょう。

2020年9月に創業してから、応援してくださるみなさまの存在により、さまざまな挑戦をすることができました。未来を作るための行動はいつだって目の前の一歩一歩だと私たちは考えます。いつだって、真ん中にはこれらの思想を置くことを忘れず、一歩ずつ進んでいければと思います。

updated:2024.4.15 Misaki TANAKA(Founder)